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子どものやる気、奪ってない? やる気を引き出す声かけとやってはいけないNG行動3選

「なんだかうちの子、やる気がなさそう…」
「自主練しないといけないとわかっているんですが、子どもがなかなか行動しません」
「子どもたちの自主練に対するモチベーションが上がらないです」

試合で勝ちたいという子どもたちだけど、なかなか自分たちから自主練をしようとしないと悩むこともあるでしょう。

しかし、「やる気の出し方やモチベーションの維持の仕方を教えるって難しいんですよね」と諦めかけてしまってはいませんか。

大人でもやる気の出し方だったり、モチベーション維持って難しいと思うんですよね。

子どもたちはなおさら難しいです。けど、親の声かけの仕方を変えるだけで、毎日自主練をするようになった子も中にはいます。

そこで今回の記事では以下の内容について解説していきます。

  • 子どものやる気を引き出す声かけのポイント
  • 子どものモチベーションを上げる方法
  • 親がやってはいけないNG行動

ぜひこちらを参考に、今日からお子さんに試してみてください。

目次

子どものやる気を引き出す声かけのポイント

子どもの習い事や勉強に、親はつい口出ししたくなるもの。

しかし、声かけの仕方一つでやる気にさせたり、反対にやる気を削いでしまったりすることもあるので注意が必要です。

まずは、ポジティブな声かけの仕方をご紹介します。

①楽しかったことを振り返らせる声かけを!

実は、「親が喜ぶから」という理由で習い事やスポーツをしている子は少なくありません。まずは子ども自身が楽しんでやる、ということがとても大切なのです。

イヤイヤ練習に通っている子には「今日はなにが楽しかった?」というように、楽しかったことを思い出させるような声かけをしてみましょう。

友達と一緒にプレーできたこと、練習で上手くできたことなどを振り返ることで、少しずつ楽しむ気持ちが生まれ、やる気や自信にもつながっていきます。

②プレッシャーを和らげるような声かけを!

親は子どもを応援するあまり、「絶対優勝してね!」「1位を目指して頑張れ」などといった声かけをしてしまいがち。

実は期待されるのが苦手で、プレッシャーに弱い子どもも中にはいるのです。

敏感な子どもは緊張してしまい、「失敗したらどうしよう」「怒られるかも」と、ネガティブな思考に陥りやすく、本来の力を発揮できない可能性も。

そのような子どもに対しては、「期待してるよ」という趣旨の声かけよりも「いつも通りに頑張ろう」といった、プレッシャーを和らげる声かけが効果的です。

子どもの心をリラックスさせ、やる気を引き出してあげましょう。

③未来の自分を想像させ、背中を押してあげるような声かけを!

ただ目標もなく毎日の練習や課題をこなしているだけでは、やりがいを見失ってしまうもの。

「これからどんな風になりたい?」と、未来の自分を想像させることで、新たに目標や課題が生まれます。

「憧れのプロ選手のようになりたい」「大会で優勝したい」といった目標を掲げてみましょう。

目標に向けて頑張る子どもに「応援しているよ」「サポートするよ」と、寄り添い背中を押してあげるような声かけをしてみましょう。

子どものモチベーションを上げる方法

では次に、子どものモチベーションをあげるにはどんな行動を取ればよいのでしょうか。

ここで紹介する2つのポイントを意識してみてください!

①小さなことでも褒めてあげること

良いプレーをしたときや、練習したことがうまく発揮できたとき、日常生活のどんな小さなことでも褒めてあげてください。

子どもは親から認められ、褒められたいという承認欲求を持っています。褒められることで承認欲求が満たされ「次もまた頑張ろう」と、やる気が引き出されるのです。

このように、自分がそうしたいからする・自分の気持ちから起こるやる気のことを内発的モチベーションと言います。

「良い成績を残したい」「レギュラーメンバーになりたい」というような、自分で決めた目標があると長続きしやすいですよ。

②ご褒美をあげること

このご褒美をあげることについては、賛否両論ありますが、私も結果を出したらご褒美はもらっていました。

だから子どもが頑張って結果を出した時、ご褒美をあげてみてはいかがでしょうか?

中には「物で釣るのはけしからん」みたいな意見もあると思いますが、大人だって欲しい物を手に入れるために仕事を頑張りますよね?

それは子どもたちも同じなんです。

好きなもの・欲しい物をGETするため、子どもは一生懸命頑張るはずです。

このように自分の意志から起こるものではなく、対価を得るためにやる気を起こさせることを、外発的モチベーションと言います。

ただ、この方法には注意が必要です。「1位になったら好きなゲームを買ってあげる」「お小遣いをあげる」と言えば、その時はやる気を見せて頑張るでしょう。

しかし、ご褒美がないとやる気を見せなくなる可能性もあるため、日常的に使うことは避けたほうが良いかもしれません。

ちなみに、「失敗したら〇〇」といった、罰を与えてやる気を出させる方法も外発的モチベーションにあたります。

このように、モチベーションには二種類あるのです。うまく使い分けることを意識して、子どものやる気を伸ばしてみましょう。

親がやってはいけないNG行動

子どものやる気を引き出す声かけや行動についてお伝えしましたが、親がやってはいけないやる気を削ぐ声かけや行動に、当てはまるものがある方は注意が必要です。

①子どもに強要しないこと

「〇〇しなさい!」と命令口調の声かけをしていませんか?こう言われると、子どもはますますやる気を失くしてしまいます。

やる気を失くすどころか、反抗的な態度をとってしまうかもしれません。

そのようなときは「△△してくれたら嬉しいな」「□□してくれたらとても助かる」と、こちらからお願いするような言い方に変えてみましょう。

子どもが自主的に取り組むように誘導してあげると、やる気が生まれやすくなります。

どうしても強い口調で言わなければならないときは、必ず理由を伝えてあげることが大切です。「なぜダメなのか?」理解できない子どもはたくさんいます。

②子どもをけなしたり、比較しないこと

例えば、ママ友同士の会話で

うちの子は出来が悪いから

と、冗談で言ってしまう事があると思います。

このような発言はたとえ冗談であっても、そのまま受け取ってしまう子どもは多く、自分の意図していないところで子どもの心を傷つけてしまうのです。

また、「〇〇くんはすごく上手なのに」や「△ちゃんはできてるのに」などの発言もやめましょう。

周りの子どもや兄弟と比べてしまうことは誰にでもあります。

しかし、言われた本人はどうでしょうか?「自分はダメなんだ」と思い込んでしまい、自己肯定感が低くなってしまうのです。

比べることが悪いわけではありませんが、子どものありのままを受け入れ、悪いところではなく良いところを見つけてあげてはいかがでしょうか。

③子どもの意見を否定しないこと

多くの親が子どもに対して言ってしまう、「あなたには無理」「出来るわけがない」という否定的な言葉。

これらの言葉はやる気・自信を失わせるだけでなく、子どもの未来を閉ざしてしまうのです。

親が子どもの可能性を狭めてはいけません。

子どもの「やってみたい」という気持ちをできるだけ大切にしてあげましょう。何でもかんでもやらせてあげるということは難しいかもしれません。

ですが、最初から否定せず“サポートする”というスタンスでいることで「自分のことを信頼してくれているんだ」と、親への信頼感も強くなっていくのです。

そして、結果が伴わなくてもそれまでの過程を褒めてあげましょう。褒めることで「嬉しい」「また頑張ろう」という気持ちが生まれ、やる気に繋がっていくのです。

子どもが自らやる気を出して頑張ったことは、自信や成長にもつながります。否定的な言葉はなるべく使わないように心がけていきたいものですね。

まとめ:肯定的な言葉で子どものやる気を伸ばしてみましょう

今回は、子どものやる気を引き出す声かけの仕方・親がやってはいけないNG行動などをご紹介しました。完璧な人間など、一人もいません。

心の余裕がないとき、つい否定的な言葉や威圧的な言葉を使用してしまうことは誰にでもあるものです

しかし、親の声かけの仕方や行動で子どものやる気はガラッと変わります。

必ずこうしなければ!と、気負う必要はありません。子どもを見守り、信じてあげましょう。

そして、自らやる気を出したとき・頑張ったときはたくさん褒めてあげてくださいね。

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