こんにちは
めぐ@丁寧な空手家育成教室(@karateOlympic)です。
お子さんが空手の試合に出ているけど1勝すらできない。
毎日きつい練習を頑張っているのに結果がでない。
勝てないという状況が続いてくると、なんのために「空手を習っているんだろう」と目的を失ってしまうことがあるのではないでしょうか?
しかも、私は空手の経験がないからなんで負けたのかわからないし、どんな練習をさせると勝てるようになるのかもわからないっていうふうに思ったことはありませんか?
手探り状態で今お子さんに練習をさせていますよね?
私の親もあなたと同じようにこの壁にぶつかっていました。
お子さんは練習で調子がいいのに、試合になった瞬間に調子が悪くなる。
ライバルに勝てず、もう空手を辞めたいと思っているかもしれません。
でも、あなたがこのお子さんが「勝てる」方法を知ることにより、お子さんは自宅で積極的に練習をするようになり空手にのめり込んでいくでしょう。
勝負ごとなので100%勝てる保証はできませんが、お子さんが試合に出ても勝てない状況が続いているのであれ、この機会にお子さんと一緒に最後まで読んでくださいね。
お子さんが試合でなんで負けたのか原因を振り返るべし
あなたは、お子さんの試合を動画で撮っていますか?
あるいは、うまい子の試合を動画に撮り研究をしていますか?
試合でなかなか勝つことができない子の特徴は、自分が試合中どんな動きをして、どんなパターンで相手からポイント取られてしまっているのか。
どんな技が苦手なのかを把握できていないことがあります。
なのでまずは、お子さんの試合の動画を必ず振り返り、苦手な技を克服していくなかで、ミスを減らしていき、結果的に空手の試合で勝つことを目指していきましょう。
私も県大会でしか戦わないライバルの子に研究をされて、全く歯が立たない時期がありました。
空手のルールに、「相手を研究してはダメ」というルールはないので、まずは敵を知ることから初めてみると上達も早くなりますよ。
生徒を教えていく中で、よく見られる負ける子がやってしまっているパターンを挙げて、一つ一つ確認していきますね。
1. 間合いがわかっていない
負ける原因のひとつとして考えられるのが、突きの間合いと蹴りの間合いがわかっていないこと。
例えば、お子さんが近い間合いで蹴りを出したとします。
当然間合いが近すぎるので、当たりすぎてしまい反則になりますよね。
自分の間合いがわかるようになるためにも、前拳で相手との距離をはかる必要があります。
前拳を伸ばしてすぐに届きそうな位置にいる場合は、お互いの間合いに入っているということなので、どちらの選手もポイントがとりやすい距離にいます。
逆に全く前拳が触れる距離にいない場合は、お互いにとって間合いは遠いので、徐々に相手に詰めていくか、フェイントをかけながら追い突きをしてポイントを取っていく。
まずは、突きの間合いと蹴りの間合いの違いを把握しておきましょう。
「間合いを制する者が試合を制する」という言葉があるくらいこの間合いは大切になってきます。
このように、お子さんが間合いをつかめるようになれば、どんな場所からでも突きや蹴りを出してもポイントが取れるようになります。
2. 苦手なタイプの相手を知る
空手の試合には、普段練習をすることのないようなタイプの選手とも戦います。
例えば、ひたすらカウンターだけを狙ってくる子や、刻み技しかしていないのにポイントをどんどん取る選手。
小柄な選手で動きが素早い人。
お子さんはどんなタイプの子に強くて、どんなタイプの子が苦手なのか。
苦手なタイプを知ることで、その苦手な子に勝つためにはどうしたらいいのか?
練習の中で対策を練っていけると思います。
例えば、小柄で中段突きがうまい選手が苦手とします。
その場合は、自分からどんどん攻めるのではなく、1ポイントだけ確実にとれる技で攻める。
前蹴りをうまく使いながら相手が下がった瞬間を狙い、刻み突きでポイントをとる。
ポイントさえとることができれば、勝ちも同然なのであとは、相手の動きをみつつどうやったらポイントを奪われないのか。
試合の流れを考えていきます。
苦手な相手ほど、戦略を立てて試合に臨むことで、あなたのお子さんの試合内容もレベルアップしていきます。
3. 手と足がバラバラになっていないか
勝てない子の最大の特徴は、後ろの足の蹴り込みが弱いため、足が伸び切り、足にブレキーをかけた状態になっている。
そのため、相手に技が届かず相手からポイントを取られてしまう。
先生から「足の引き付け方が弱い」ってお子さんは言われたことがありますよね?
もし言われているのであれば、お子さんの試合動画をみて欲しいのですが、後ろの足が伸び切った状態になっていませんか。
後ろの足が伸び切ってしまうと、次の動作に繋げることができないため、相手が下がってしまうと相手を追い込むことができません。
相手を追い込むことができなければ、間合いをもう一度仕切りなおさないといけません。
せっかく相手を追い込んでいるのであれば、1ポイントでもいいのでポイントを稼ぎたいですよね。
そのためにも、後ろの足の引きつけは大事になります。
とくにヒラメ筋を鍛えることで、フットワークをしてもきつくならない筋力をつけることができるため、ぎこちないフットワークも軽やかになり、踏み込みも早くなります。
フットワークの仕方を変えただけで、勝てるようになったっていう選手もいます。
空手は、相手の動きをみながら駆け引きをしないといけないので、自分なりの組手スタイルを最初は1つでいいので作ってみてください。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は空手の試合で負け癖がついている選手でも勝てるようになる方法を3つのポイントで紹介をしました。
①間合いがわかっていない
②苦手なタイプの相手を知る
③手と足がバラバラになっていないか
上記の3つで、あなたのお子さんに当てはまる項目はありましたか?
もし、全て当てはまった場合は、今の練習内容を変えないとお子さんは勝てるようにはなりません。
初めて試合をして負ける分には問題がないのですが、同じ相手に何回も負けるのは流石に悔しいので負たけ原因をつきとめ、相手の弱点を探りながら、お子さんの得意技を作って行きましょうね。