「どうやったら子どもが上手くなるのかな」
「どうやって練習するのがいいの?」
「効率よく練習できる方法があれば知りたい」
子どもの空手が上手くなるためには、道場に通わせていれば上手くなれるだろうと考えていませんか。実は空手の技を習得するには、ただ練習するだけでは十分とはいえません。
なぜ道場に通うだけではダメなのか、どんな練習なら効果的なのか知りたいですよね。そこでこちらの記事では、以下の内容について解説します。
- 道場に通うだけでは上手くなれない?子どもが伸びない3つの理由
- 子どもの空手が伸びる練習仕方
- 道場という環境を上手く使いこなしていくコツ
- 子どもたちが道場の練習でやってはいけないこと
これから空手の練習を始める方や、子どもと一緒に練習しているけど上手くなっている実感がないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
道場に通うだけでは上手くなれない?子どもが伸びない3つの理由
空手道場にただ通うだけでは、子どもを伸ばすのは難しいです。その理由を、3つに分けて紹介します。
- 先生に教えてもらえる環境がないと子どもは伸びない
- 空手の基本ができていないと応用技やテクニックの練習をしても使えるようにならない
- 練習してもすぐに忘れてしまう
子どもが道場の練習を休まずに頑張っているのになかなか上達していないと感じている方は、チェックしてみてください。
先生に教えてもらえる環境がないと子どもは伸びない
空手道場で先生の説明をただ聞いて練習するだけでは空手の技を使えるようにはなりません。
「先生の説明をちゃんと聞いていれば自然と空手の技は使えるようになるのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし、説明を聞いて頭で理解していても、実際に体を動かすと思うようにできないこともあります。
空手の技を使えるようになるためには細かい動作・クセも直していかなければなりません。
そのときに先生にできているかをちゃんと確認していかないと、変なクセを体に染み込ませてしまったり、できていないところにも気づくことができなくなってしまいます。
できないまま練習を続けてしまうと練習が辛くなって挫折するリスクも高まります。
道場の先生の説明を頭で理解するよりも、まずは正しいフォームで基本の練習をしっかりして先生に教えてもらう。
技の使い方を間違えていないか先生に確認するようにしましょう。もし通っている道場の先生が細かい動きまで見て教えてくれないという方は私に聞いてもらって大丈夫です。
空手の基本ができていないと応用技やテクニックの練習をしても使えるようにならない
空手の技を習得するためには空手の土台作り。ここでいう土台作りというのは「基本」の練習が必要になってきます。
基本の練習をせずに応用技や枝葉のテクニックの練習をどれだけ頑張ったとしても、空手の土台作りができていないので試合で使えるようにはなりません。
一部の道場では基本すら習わずにいきなり実践の練習を習ったという方も他道場の方でいましたが、「基本ができずに困っています」と悩んでいらっしゃいました。
空手の練習に限らずなんでもそうですが、基本ができていない状態でいくら応用技を練習してもいざという時に役に立ちません。
例えば、家を建てるときも基礎が大事になってきますよね。基礎ができていないところに立派な家を建ててもいつか崩れてしまう可能性があります。
それと同じです。家が崩れないようにするためにも基礎を固めていきます。これは空手の練習も同じことが言えるので覚えておいてください。
練習してもすぐに忘れてしまう
たとえ道場の練習で完璧にできていたとしても、繰り返し練習していなければほとんどの人はすぐに忘れてしまいます。
だからといって、毎日忘れないように何時間も練習しないといけないということではありません。
忘れないようにするためにも毎日少しずつでいいので道場で習ったことを自主練で復習してみる。毎日5分間だけでもいいので形の練習をするなど。
毎日触れることが大事なんです。
そうするとだんだん覚えられるようになります。一気に詰め込んで練習させていた方は、詰め込みの練習はかなり非効率であると気づけるはずです。
子どもの空手を伸ばすのに効果的な練習方法4STEP
空手の練習をするときに空手本やYouTubeを見て練習させること自体は悪いことではありません。
組手の攻撃の仕方など学べることもたくさんあるからです。そこでこちらでは、子どもの空手伸ばすのに効果的な練習方法を4ステップで紹介します。
- 基本の練習をさせる
- 道場で練習した形を復習する
- 覚えるまで何回も形を打つ
- 組手でミット打ちをして狙った場所に技を出せるようにする
1つずつ見ていきましょう。
1.基本の練習をさせる
いきなり応用技や枝葉のテクニックの練習をさせようとしてしまう方もいらっしゃいますが、応用技や枝葉のテクニックの練習をしていい子は上級者の子です
試合でバリバリ活躍しています。全国大会に出場しています。みたいな子であれば応用技や枝葉のテクニックの練習をしても試合で使えるようになるでしょう。
しかし、試合で1勝すらできていないという子が応用技や枝葉のテクニックをしても試合で使えるようにはなりません。なぜなら「基本」が身についていないからです。
「みんながやっているから練習したい」とか「華やかな技に憧れる」気持ちもわかります。そういう技を使えるようになるためには基本ができているということが大前提になってきます。
ですので試合で勝てない子は徹底的に基本の練習をするようにしましょう。
うちの子基本もできていなかったの?
と気づく方もいらっしゃるかもしれません。何年も空手を続けていて試合で勝てない子は、基本の練習からやり直すのが早いです。
騙されたと思って基本の練習を頑張ってみてください。
2.道場で練習した形を復習する
道場で練習した形を自主練で復習してみましょう。新しい形を覚えるためにYouTubeを見て覚えようとする子も中にはいますがおすすめしません。
なぜかという間違った動きや変なクセを体に染み込ませてしまう可能性があるからです。
道場の先生に習った通りにできるようになるためにも先生に教わったことを練習する。
先生は上手くなるために必要な練習を教えているので先生の教えをまずは守るようにしましょう。
自己流のアレンジ練習は試合で勝てるようになってからで良いです。
初心者の間は自己流を捨てて先生の教えを守ることが大事なんですよ!
3.覚えるまで何回も形を打つ
形の流れを一通り覚えたら、形を始める方向を変えても形を間違えることなく、最後まで打ち続けることができるのかを確認していきましょう。
よく質問で
子どもが形を覚えられないのですがどうしたらいいですか?
と聞かれることもありますが、単に回数不足です。回数主義にはなりたくありませんが、形を100回、200回、300回と練習していると嫌でも覚えることができます。
ですので形を間違えずに打てるようになるまで諦めずに継続して形の練習をしていきましょう。
理想は、四方八方から形を打てるようになることです。
形の練習をする際は、空想の敵を作り、その敵を倒す意識をすることが大切です。形が上手い子の試合を見ていると誰かと戦っている雰囲気が伝わってきますよね。
形は組手の分解なので相手と戦わなければならないのです。
そうするとメリハリキレが出せるようになり、突きのスピードも早くなっていく。圧のある突きを出せるようにもなっていきます。
空想の敵を作るのもおすすめです。
4.組手でミット打ちをして狙った場所に技を出せるようにする
組手の試合で勝てないという子は、狙った場所に正確に技を出すことができていません。
狙った場所に確実に技を出せるようになるためにもミット打ちで突いたり蹴ったりする練習もしていきましょう。
ミットで狙いを定めた練習をし、実践形式の練習で狙った場所に技が出せるようになったのかを確認するのもおすすめです。
ミット打ちで正しいフォームを身につけ実践で使う練習をしていくことが大切です。
それでも狙った場所に突いたり蹴ったりできない場合は、鏡を見ながら練習するか動画を撮って自分の動きを確認してみる。
正しいフォームで技を出さないとポイントは取ってもらえません。ぜひチェックしてみてください。
道場という環境を上手く使いこなしていくコツ
空手は絶対に1人では上手くなれません。道場に通っているのであれば周りを巻き込むことも覚えていくと良いでしょう。
そこで、こちらでは道場という環境を上手く使いこなしていくコツを3つ紹介します。
- 上手い子がどう練習に取り組んでいるのか観察してみる
- 先生と仲良くなる
- 相談できる保護者の方を見つける
子どもの空手を伸ばしていくためにもぜひ参考にしてみてください。
上手い子がどう練習に取り組んでいるのか観察してみる
道場には上手い子もいるでしょう。そこで、上手い子がどう練習に取り組んでいるのか。
我が子と何が違うのかを観察することをおすすめします。そうすると圧倒的な違いがあるということに気がつけるでしょう。
例えば、道場の練習から「顔つきが違ったり」「気合いを出す声が一番大きい」など。我が子と違うところがあるはずです。
決して子どもたちを比較したりするのではなく、良いところを盗んでいく。良いところはどんどん取り入れ真似していきましょう。
そうすると子どものできていないところも教えられるようにもなります。
先生と仲良くなる
道場の先生と直接会ってお話することができるのも道場のメリットです。
こんな私が先生に声をかけても大丈夫なのかしら
と思っていまう方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、道場の先生はあなたから話をかけてくるのを待っている先生もいます。
話かけられて嫌な顔をする先生も少ないでしょう。もし話かけて嫌な顔をするような先生であればそれまでの人間です。
よっぽど人間性が捻くれた先生でない限り、話をしっかり聞いてくださる先生が多いので遠慮しなくて声をかけてもらっても大丈夫です。
上手い子の親御さんは先生と仲良しで、密にコミュニケーションを取り子どもの状況を逐一教えてもらっています。
だから子どもたちが上手くなっていくのです。先生と仲良くなりずらいという方は私に聞いてもらっても大丈夫です。
相談できる保護者の方を見つける
道場の雰囲気もお互いライバル同士でバチバチやり合っている道場もありますが極一部の道場だと思います。
ほとんどの道場は子どもの練習を見学に行くと他の親御さんも来ているので相談したりできる環境があると思います。
人混みに入っていくのが苦手で1人でいる保護者の方もいるかもしれません。そういう方は、自分から話をかけていくのが苦手なのでこちらから話をしてあげると向こうも話をしてくれるようになります。
そこで仲良くなっていくのです。
大人になると友達の作り方を忘れてしまうこともありますが、保護者の方で味方になってくださる方がいた方が絶対にいいです。
道場に通う保護者の方たちは良き仲間で良きライバルでもあります。みんなで切磋琢磨できる環境があればいいですよね。
子どもたちが道場の練習でやってはいけない3つのこと
道場の練習でやってはいけない3つのことをチェックしておくと安心です。
- いきなり形を完璧に覚えようとする
- 先生の話を真剣に聞いていない
- 習った練習をその場でやってみない
せっかく時間をかけて子どもたちが練習を頑張っているのに上達を実感できなのは悲しいですよね。後悔しないように、ぜひチェックしてみてください。
いきなり形を完璧に覚えようとする
形をいきなり完璧に覚えようとするのはやめましょう。まずは形の全体的な流れを覚えることが大切です。
1つの技を完璧に覚えるまで形を先に進めないという子もいますが、それを道場の練習でやってしまうといくら時間があっても足りなくなってしまいます。
1個1個の技を完璧に仕上げていく練習は自宅でやってください。道場の練習ではやることがたくさんあるので時間が足りないです。
今日の練習では何を覚えるべきなのか、ポイントを押さえることが大切です。
先生の話を真剣に聞いていない
先生の貴重なお話を聞き流すのは非常にもったいないです。中には友達とじゃれ合いながら話を聞いている子もいますが先生はちゃんと見ています。
先生の話を聞かずに練習してしまうと途中の解説を聞いても何を言っているのかわかりません。もし、「〇〇はどういう意味だっけ?」と思い出せず、技が習得できなくなってしまいます。
先生の話を真剣に聞く子と聞かない子では上達のスピードに大きな差が出てしまいます。
まずは先生の話を真剣に聞けるように訓練していきましょう。
習った練習をその場でやってみない
先生に習ったことはその場でやってみないとできるようにはなりません。間違うのが恥ずかしいのか、わからないのかわかりませんが教えたことをやらない子もいます。
練習だからこそたくさん間違えてもいいですし、失敗してもいいのです。
できないこと、恥ずかしい思いをした方が逆に記憶にも定着しやすいとも言われています。人は感情が動いたときの記憶の方が忘れにくいです。
道場の練習で間違うこと、できないことは決して恥ずかしいことではないので積極的にいろんな技にチャレンジしていってほしいです。
まとめ
今回は「子どもが空手道場に通っていても伸びない3つの理由!練習方法を解説」してきました。
周りに相談できる人がいないなら、オンライン指導を受けて見たり、マンツーマン指導などを利用するのも良いでしょう。
誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちがすっきりしますよ。
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