「道場移籍ってどうしたらいいの?」
「空手は道場を辞め他の道場に移る事はタブーなのですか?」
「できれば道場を変わりたいと思っています」
今の道場を辞めるって、なんだか気まずいし、次の道場でちゃんとやっていけるか不安…って方も多いのではないでしょうか。

私自身も道場を移籍した経験があるので、その時の不安や葛藤、とてもよくわかります。
でも大丈夫!ちゃんと段取りを踏んで、マナーを守って行動すれば、移籍はぜんぜん特別なことではありません。
そこで、この記事では、
- 道場移籍で円満に辞めるためのポイント
- 空手道場の移籍手順を分かりやすく解説
- 空手の帯や段位は移籍でどうなる?
- 空手道場を移籍するメリットと理由
- 新しい道場ですぐ馴染むためのコツ
上記の内容について解説していきます。
道場移籍についての理解を深め、移籍を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
道場移籍で円満に辞めるためのポイント5選
「道場の先生と揉めるのは嫌だ」「道場の移籍はできないと聞いたことがあるけど実際はどうなの?」という方のために、道場移籍で円満に辞めるためのポイント5選についてお話していきます。
- 移籍前に確認すること
- 円満退会のマナー
- 新しい道場の選び方
- 移籍トラブルの回避策
- 心の準備も大切



中には、道場移籍をしたら「試合に出られないようにするぞ」と脅してくる先生もいるので、伝え方には注意が必要です。
道場の先生と揉めずに辞めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
移籍前に確認すること
「道場を辞めたい」ということを先生に伝えるとき、ドキドキしてしまいますよね。
でもまずは、今通っている道場との関係をきれいに整理しておくのが大事です。
例えば、道場によっては「推薦状が必要です」って言われることも稀にあります。
だから、いきなり新しい道場に行くより、まずは今の道場の先生にちゃんと相談しておきましょう。
黙って移籍すると、後々「勝手に辞めたんだね…」と噂される原因になることもあります。
それってすっごくイヤですよね…
あと、移籍先の道場がどういう雰囲気かも事前にチェックするのがおすすめです。
見学したり、体験練習に参加したりして、子どもに合うかどうか確認してみてくださいね!
ポイントをまとめると、以下のようになります。
チェック項目 | 確認の仕方 |
---|---|
今の道場に辞める意思を伝える | 先生に直接話すのがベスト |
推薦状や退会証明が必要か | 団体のルールを確認しましょう |
移籍先の雰囲気や指導法 | 見学・体験してチェック |
この3つをおさえておけば、スムーズに次のステップに進めるはずです。
円満退会のマナー
「〇〇くんは、道場を辞めるときに先生とトラブルがあったらしいよ」といった噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「できれば先生と揉めずに道場を辞めたい」と円満に道場を辞めるコツ、知りたいですよね。
まず一番大事なのは、先生に「これまでありがとうございました」ってちゃんと感謝の言葉を伝えることです。
例え少し嫌なことがあったとしても、最後は笑顔で終わらせた方が気持ちよくスッキリしますよね。
それから、辞めるタイミングもポイントです。
道場を辞めると決めたら、できれば1ヶ月前くらいに先生に伝えておくと、先生も驚かずに対応してくれると思います。
それから、LINEグループやチャットに参加していた場合は、そっと退出しておくことも忘れずに!
挨拶メッセージを添えて退会するのも、丁寧で良いかもしれませんね。
道場仲間との縁は、またどこかで再び繋がることもありますから、気持ちよく終わらせるのが一番です。
新しい道場の選び方
次に気になるのが、「どこの道場にする?」って話です。
お子さんに合った道場を選ぶことが、長く楽しく続けるためのカギなんです。
チェックすべきポイントは3つ。
- 先生の教え方が子どもに合っているか
- 道場の雰囲気が明るいかどうか
- 通いやすい場所かどうか
例えば、ちょっと厳しめの先生が好きな人もいれば、のびのびした雰囲気が好きな人もいますよね。
だからこそ、体験や見学はすごく大事なんです。
体験や見学を通じて、子どもたちが「楽しかった〜!」と思えるような道場に出会えたら、それが一番です。
道場の雰囲気をしっかり知るために、複数の体験や見学をされることをおすすめします。
移籍トラブルの回避策
移籍のときって、意外とトラブルが起きやすいんです…
例えば、「無断で他の道場に行ってた」なんてことがバレたら、かなり気まずい空気になります。
だから、いちばん大事なのは“ちゃんと先生に話すこと”です。
中には「反対されるかもしれないから言わない方がいいかな」と考える方もいるかもしれませんが、結局はどこかで知られることになるので、その点を覚悟しておいた方がいいです。
同じ地域内の道場同士って、先生同士が知り合いだったりするんですよね。
だからこそ、「あの子、先生に言わずに勝手に来たんだって」と思われないように、誠意を持ってしっかり説明することが大切です。
そして、新しい道場のルールは最初にしっかり聞くこと。



特にセミナー参加や出稽古の有無は最初に確認しておきたいですね。後から知ってトラブルになっている道場も多くありますので、事前に確認しておくことが大切です。
大事なことを伝え忘れてしまう先生もいるので、事前にしっかりリサーチしておくことが非常に重要です。
心の準備も大切
そして最後は、やっぱり「気持ちの準備」が大事です。
新しい環境ってドキドキするし、不安でいっぱいになっちゃいますよね。
でも、最初に「よし、ゆっくり慣れていけばいいや」って思っておくと、心がふわっと軽くなりますよ。
あいさつを自分からするだけで、相手に良い印象を与えることができます。
あなたのお子さんのこれまでの経験は絶対に無駄にはならないし、新しい仲間ともきっと仲良くなれるはずです。
空手道場の移籍手順を分かりやすく解説
「空手の道場を移りたいけど、何から始めればいいの~?」って思ってるあなた。
そんな人のために、道場の移籍ってどうやって進めたらいいか、ステップごとに紹介していきます。
- 退会の流れを把握
- 見学と事前連絡
- 体験と費用の確認
1つ1つ見ていきましょう。
退会の流れを把握
まず最初にやるべきことは、今の道場をちゃんと「辞める準備」です。
「え、いきなり辞めていいの?」って思うかもだけど、実はタイミングってすっごく大事なんです。
たとえば月末に月謝を払って、すぐ辞めちゃうと「もったいなかったな…」ってなることも。
なので、まずは先生に「いつまで通うか」を相談してみましょう。
そして、場合によっては「退会届」みたいな紙を出すこともありますので、そのへんも事前に確認しておくと安心ですよ。
退会前にやること | チェックポイント |
---|---|
いつ辞めるか決める | 月謝や大会日を考える |
先生への報告 | 口頭で伝える |
道具の整理 | 借りていたり貸していた物がないかを確認する |
ちゃんと段取りを踏んでおけば、すっきりした気持ちで次のステージに進めますよ!
見学と事前連絡
「次の道場、どんなとこがいいかな?」ってワクワクしますよね。
でもネットで調べるだけじゃ分からないことも多いんです。
だからこそ、見学に行ってみるのがめちゃくちゃおすすめなんですよ。
見学するときは、あらかじめ電話やメールで「見学したいです!」って連絡しておくと、先生も準備してくれるし、安心です。



ちなみに、私が見学したときは「ようこそ〜!」って言ってくれて、すごくうれしかった思い出があります。
見学のときにチェックしたいポイントは、以下になります。
- 先生の話し方(優しい?熱血系?)
- 生徒の雰囲気(楽しそうにやってる?)
- 清潔さや施設(トイレや更衣室も見て!)
- 曜日や時間が自分の生活に合ってるか
見学して「ここ、いいかも!」って思えたら、もうワクワクが止まらなくなりますよね。
体験と費用の確認
最後はやっぱり「体験練習」。
これを受けると、雰囲気やレベル感がハッキリわかります。
お子さんがちゃんとついていけそうか、先生との相性はどうか…いろいろわかってきますのでめちゃくちゃ大事です。
しかも、体験って無料の道場も多いので、気軽に参加できます。
そして大事なのが「費用」です。
道着代とか入会金とか、あとから「えっこんなにかかるの!?」ってびっくりしないように、ちゃんと先生に聞いておきましょう。
費用項目 | 相場(目安) |
---|---|
入会金 | 5,000円〜10,000円 |
月謝 | 6,000円〜9,000円 |
道着代 | 7,000円前後 |
スポーツ保険料 | 年1,000〜2,000円 |
どんな小さなことでも気になる点があれば、何でも質問しておきましょう。
「この道場なら安心して始められそう」って感じられたら、もう一歩前に進むだけです。
空手の帯や段位は移籍でどうなる?
「移籍したら帯の色ってどうなるの?」「段位って引き継げるの?」と気になりますよね。
ここからは、空手道場を移るときに気になる「帯」と「段位」の扱いについて、わかりやすく解説します。
- 帯の扱いについて
- 段位はどうなる?
- 道場ごとの判断
- 流派の違いに注意
道場によっては、帯や段を引き継げることもあるので、事前に確認しておきましょう。
帯の扱いについて
帯って、空手をがんばってきた証だからこそ、どうなるかめっちゃくちゃ気になりますよね。
でも、これは道場によって対応がバラバラなんです…
例えば、「白帯からやり直し!」ってところもあれば、「そのままでOK!」ってところもあるんですよね。
「えっ、そんなに違うの!?」と驚くかもしれませんが、実は先生の方針によるんです。
例えば、こんな対応があります。
対応パターン | 理由 |
---|---|
白帯スタート | その道場の方針で、一から育てたい場合 |
前の帯をそのまま | 技術を見て問題なければOK |
テスト後に帯を決定 | レベルを確認してから判断するため |
つまり、帯の色は「相談次第」ってことですね。
遠慮せずに「この帯のままで大丈夫ですか?」って聞いてみましょう。
段位はどうなる?
段位って聞くと、やっぱり「黒帯持ってるのにゼロから!?」って不安になりますよね。
でも、段位の引き継ぎも道場ごとに違ってくるんです。
なかには「前の段位証書を見せてくれたらOKです」ってやさしい対応の道場もありますが、「うちではもう一回、審査受けてもらいます」ってきっちりルールを決めてる道場もあります。
だからこそ、段位認定書とか昇段証明書はちゃんと取っておきましょうね。
引っ越しで失くしちゃった…なんてことにならないように、ファイルに入れて保管しておくと良いでしょう。
道場ごとの判断
ここがいちばん大事なところかもしれません。
帯も段位も、最終的には「先生の判断」で決まってしまいます。
だから、同じ流派の道場でも、先生が違えば方針も変わってくるってことあります。
先生が「この子なら今の帯でOKだな」って思ってくれたらそのまま続けられるし、「ちょっと様子見てから決めよっか」ってなったら再確認のチャンスってことなんですね。
ポイントは、「ちゃんと相談すること」です。
ハッキリ聞いてみたら、「あ、うちは自由ですよ」ってあっさり言われることもあります。
流派の違いに注意
そして忘れちゃいけないのが「流派の違い」なんです。
「え、空手って全部いっしょじゃないの!?」って思ったそこのあなた。
実は「松濤館」「剛柔流」「糸東流」「和道流」「極真」など、流派によって練習内容や形(型)が全然違うんです。
だから、もし違う流派に移る場合は、「また白帯から」って言われるのもけっこう普通な話なんです。
でもそれってマイナスじゃないんですよ。
むしろ、新しい流派の技を覚えることで、もっと強くなれるチャンスです。
流派の違いを楽しむくらいの気持ちで、前向きにチャレンジしてみてくださいね。
空手道場を移籍するメリットと理由
「道場を変えるって、なんか悪いことかな…?」って不安に思ってる人、けっこう多いんです。
でも大丈夫!ちゃんと理由があって前向きに移籍するなら、それってぜんぜんアリなんですよ。
むしろ、移籍することで自分にぴったりの環境に出会えたり、モチベーションがアップしたりすることもあるんです。
この章では、空手道場を移るときによくある「理由」と、それにともなう「メリット」を分かりやすくご紹介します。
- レベルアップを目指す
- 先生との相性
- 通いやすさの変化
いずれも重要なポイントなので、これから道場移籍をしようかなと考えている方はチェックしてみてください。
レベルアップを目指す
お子さんが「もっと強くなりたい!」「試合に出てみたい!」って思い始めたら、それはレベルアップのサインです。
今の道場が基本練習メインだったり、試合にあまり出てないところだったら、思い切って移籍するのもアリです。
例えば、選手育成に力を入れてる道場に移ると、一気に成長するチャンスが広がります。
「全国大会に出てる先輩と練習できた!」なんて、刺激たっぷりの環境もあるんですよね。
お子さんの目標や夢がはっきりしてきたら、それに合った場所に行くことって、すっごく大切なんですよ。
先生との相性
空手って、やっぱり先生との相性がめちゃくちゃ大事です。
先生の教え方ひとつで、空手が「楽しい」にも「つらい…」にもなってしまいます。。
もし「なんだか話がかみ合わないな〜」とか「ついていけない…」って感じてるのであれば、それは自然なことです。
無理に頑張り続けさせるよりも、お子さんが「この先生のもとで頑張りたい!」と思える場所を選ぶことが一番です。
優しくて、でもちゃんと厳しくて、お子さんのペースに合わせてくれる先生、きっとどこかにいます。その先生にまだ出会えていないだけなんですよ。
通いやすさの変化
あとはやっぱり、道場の通いやすさも大切なポイントです。
例えば引っ越ししたり、学校や部活の関係で時間が合わなくなったりすると、通うのが大変になってしまいますよね。
「遠いし、雨の日はサボりがち…」ってなってきたら、それは移籍を考えるタイミングかもしれません。
近くの道場に変えることで、通うストレスがなくなって、空手がもっと楽しくなる可能性も大きいです。
「毎週行く場所だからこそ、通いやすさは超重要」って覚えておいてくださいね。
新しい道場ですぐ馴染むためのコツ
新しい道場に行くとなると、緊張してしまいますよね。
「知らない人ばかりで浮いちゃわないかな…」とか「うまくやっていけるかな…」と不安になるのは当然のことです。
でも、少しのコツを覚えておけば、楽しくスムーズにスタートできますよ。
- あいさつを忘れずに
- 仲間づくりの工夫
- 焦らない姿勢
- 前の道場は話さない
上記の内容を押さえておきましょう。
あいさつを忘れずに
新しい場所に行ったときに、一番の“武器”になるのが「あいさつ」です。
「押忍(おす)!」って元気よく言うだけで、パッとその場の雰囲気が明るくなっちゃうんですよ。
特に空手の世界では“礼に始まり礼に終わる”っていうくらい、礼儀を大切にしています。
だからこそ、まずはお子さんに元気な声であいさつをさせてみてくださね。
「こんばんは!」「よろしくお願いいたします!」これだけで第一印象バッチリです。
仲間づくりの工夫
仲良くなるのって、最初はちょっと勇気いりますよね。
でも、無理にがんばらなくても大丈夫!ちょっとしたひとことがすごく効くんです。
例えば、「それ、かっこいい形(型)ですね」とか「何年くらいやってるんですか?」みたいに、軽い声かけからスタートしてみましょう。
「聞き上手」になることも仲良くなるコツです。
焦らず、少しずつ距離を縮めていけば大丈夫ですよ。
焦らない姿勢
「新しい道場に早く馴染まなきゃ」って思うと、逆に空回りしてしまうこともあります。
馴染むまで時間がかかるのは、誰でも同じことです。



私も最初は緊張でガチガチだったけど、3回目の練習くらいから自然に話せるようになりましたよ。
最初から完璧にできる必要はありませんし、少しずつ前進していければそれで十分なんです。
「今日も1回あいさつできた!」「ちょっと話しかけられた!」そんな小さな一歩の積み重ねが大切なんですよね。
前の道場は話さない
最後のポイントはちょっと注意ポイントです。
ついついやっちゃいがちなのが、「前の道場ではこうだったんですけど」って話です。
悪気はなくても、今の先生や仲間にとっては「あれ、うちのやり方ダメってこと…?」って思われちゃうこともあります。
もちろん、前の経験を活かすのはとっても素敵なことなんですが、新しい道場で話すときは、「前はこういうのがあって、すごく学びになりました」ってポジティブな言い方で伝えるのがおすすめです。
今いる道場を大切にしている気持ちが伝われば、きっとみんなもすぐに受け入れてくれるはずですよ。
まとめ
長年お世話になった「空手道場」なら、なおさら移籍の決断は勇気がいることだと思います。
でもその一歩は、お子さんらしく空手を続けるために、とても大切な選択なんです。
大事なのは、焦らず丁寧に、まわりの人への感謝の気持ちを忘れずに進めること。
ちゃんと手順を踏めば、トラブルを避けながら、気持ちよく新しいスタートを切ることができます。
そして、新しい道場での経験は、きっとあなたのお子さんをもっと強く、もっと成長させてくれるはずです。
この記事が、そんな前向きな一歩を踏み出すきっかけになったら、とっても嬉しいです。
無理せず、あなたとお子さんのペースで、空手人生を楽しんでいってくださいね。お子さんたちの成長楽しみにしております。