「勉強と部活の両立って、本当にできるの？」
「塾の宿題が多すぎて、空手の練習時間が取れない」
「もっと上手に時間を使いたい」
そんなお悩みにお答えします。
お子さんには、学校の勉強も頑張ってほしいし、部活にも全力で取り組んでほしいと思うのは当然。
しかし、時間は限られているうえ、毎日疲れが溜まっていくと、どうしてもどちらも中途半端になってしまうことがありますよね。
そこで今回は、「勉強と部活をうまく両立させるためのコツ」や「実際の事例」、「疲れてしまったときに考えるべきこと」をご紹介します。
お子さんが文武両道を実現できるようサポートしたいと考えている親御さんは、ぜひ最後までご覧ください。
勉強と部活の両立法7選｜時間がなくても両方できる！
勉強と部活の両立法7選｜時間がなくても両方できる！について紹介していきます。
- 時間割を見える化する
- 朝時間を使いこなす
- スキマ時間で覚える
- 通学中を活用する
- 習慣にしてしまう
- スマホ時間を減らす
- 睡眠で集中力アップ
時間が特にないと思っている方は、参考にしてみてください。
時間割を見える化する
まずおすすめしたいのは、お子さんの毎日のスケジュールを「見える化」することです。
例えば「今日は部活が17時に終わるから、18時から30分だけ英単語に使おう！」といった感じで、空いている時間をあらかじめ決めておくんです。
紙のスケジュール帳を使ってもいいですし、スマホのカレンダーアプリを活用してもOKです。
お子さんの生活の流れが一目で分かるようになると、「ここは勉強できる時間だ」と意識しやすくなります。
なんとなく過ぎていく毎日を変えたいと思っている方には、特に効果的ですよ。
私自身もテスト前はGoogleカレンダーを使って、色をつけて楽しみながら管理していました。色をつけると、ちょっと楽しくなりますよね。
朝時間を使いこなす
朝の時間は、実は“学びのゴールデンタイム”なんです。
脳が一番スッキリしている時間帯なので、暗記や計算が驚くほどはかどります。
例えば、登校前の30分だけでも「昨日の授業の復習」や「英単語を10個覚える」といった小さな積み重ねが、確実に力になります。
最初は眠たくて大変かもしれませんが、1週間ほど続ければ自然とリズムができてきます。
私自身も、通学中の電車で1時間勉強していた経験がありますが、夜の疲れた頭よりもずっとラクに感じました。
お子さんにも、朝の時間をうまく活用できるよう、ぜひサポートしてあげてくださいね。
スキマ時間で覚える
「忙しくて勉強する時間がない」と感じがちですが、実はスキマ時間って意外とたくさんあるんです。
例えば、通学中の電車やバスの中、部活が始まる前の10分、授業の合間など。
こうした短い時間を使って、暗記カードや学習アプリでサッと復習するだけでも、積み重ねの効果は大きいです。
私自身も、単語カードをポケットに入れて、いつでも取り出せるようにしていました。
「たった10分」ではなく、「10分あれば漢字を10個覚えられる！」と前向きに考えられるように、ぜひお子さんに声をかけてみてください。
通学中を活用する
電車やバスでの移動時間、スマホで動画を見たり寝ていたり…そんなお子さんも多いかもしれません。
でも実は、その時間こそ勉強のチャンスなんです。
例えば、リスニングアプリで英語を聞いたり、ニュースを読んだり、PDFの教材を見るなど、スマホをうまく使えば“移動＝学び”になります。
イヤホンが使える環境なら、耳から学ぶスタイルも効果的です。
「電車に乗る＝勉強時間」と意識するだけで、1日たった30分でも積み重ねはとても大きな力になりますよ。
習慣にしてしまう
何事も「習慣化」してしまうと、ぐんと楽になります。
例えば「部活から帰ったら、ごはんの前に30分だけワークに取り組む」といったルールを決めてみるのも効果的です。
毎日同じ流れで過ごすことで、だんだんと“やらないと気持ち悪い”という感覚が生まれてきます。
脳が「今は勉強の時間だ」と自然にスイッチを入れてくれるようになるんですね。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、まずは1週間だけでも取り組ませてみてください。きっと変化が見えてきますよ。
スマホ時間を減らす
スマホって本当に便利。でも、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまうこと、ありませんか？
「気づいたら1時間もYouTube…」なんて、お子さんにも心当たりがあるかもしれません。
勉強に集中してもらうためには、例えばスマホを別の部屋に置いたり、タイマーアプリを活用したりするのがおすすめです。
時間制限ができるロックアプリを使うのも一つの方法。
そして、勉強が終わったら「ごほうびタイム」としてSNSを楽しむルールにすれば、メリハリがついて子ども自身も続けやすくなりますよ。
睡眠で集中力アップ
実は、「しっかり寝ること」が、子どもにとっていちばん大切な土台かもしれません。
睡眠が足りていないと、集中力や記憶力が一気に落ちてしまいます。
せっかく勉強しても、頭に入らなかったらもったいないですよね。
まずは、6時間以上の睡眠を確保すること。そして、できれば毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけると、体も心も整います。
「寝る＝サボってる」ではなく、「寝る＝明日の力を蓄える時間」と考えて、安心して寝かせてあげましょう。
勉強と部活を両立すると得られる5つの力
勉強と部活を両立させることは、確かに大変なこともありますが、実はその中で得られる「力」もとても大きいんです。
勉強と部活、どちらもこなす経験は、単なる成績アップだけでなく、お子さん自身の成長にもつながります。
時間の使い方が上手になったり、集中力が高まったり、自然といろんなスキルが身についていくんです。
毎日頑張っているお子さん、実はその努力が立派なトレーニングになっていること、気づいていましたか？
今回は、そんな「目に見えにくいけれど、とても大切な力」を、わかりやすく5つ紹介します。
- 時間感覚が身につく
- 集中力が伸びる
- ストレスを解消できる
- 自己管理がうまくなる
- やる気を維持しやすい
それぞれ見ていきましょう。
時間感覚が身につく
部活が終わったらすぐに勉強という毎日を送っていると、自然と「時間の感覚」が鋭くなってきます。
例えば「あと10分でこれを終わらせよう」「30分あれば復習できる」といったように、自分の中で時間の使い方がしっかりしてくるんです。
このスキルは社会人になってからもとても役立ちます。「時間をうまく使える人」は、どんな場面でも重宝されますよ。
毎日がタイムトライアルみたいで、ちょっとしたゲーム感覚にもなりますよ。
その結果、いつの間にか「今、何をしよう？」ではなく「このスキマ時間で何ができるか？」と考えるようになります。
こうした力は、テストや受験の際にも大きな差を生むので、今のうちに楽しみながら身につけさせておくのがオススメです。
集中力が伸びる
時間が限られていると、自然と「ここだけ集中！」とスイッチを入れる力が身についてきます。
お子さんが例え部活で疲れていても、「30分だけ頑張ろう！」と時間を決めると、驚くほど集中できる瞬間を見たことはありませんか？
これは、実は素晴らしいトレーニングになっていて、まるで「集中力の筋トレ」のようなものなんです。
さらに、部活でも集中する時間が増えるので、集中力がダブルで鍛えられるんですね。
私自身も、試合前や練習後に勉強をした時の方が、なぜか記憶に残りやすかったんです。
「短時間でも集中すれば結果が出せる」という自信が、どんどん育まれていきますよ。
毎日の少しの集中が、お子さんの成長にとって強力な力になっていきます。
ストレスを解消できる
ずっと勉強ばかりだと、どうしてもストレスがたまりやすいですよね。
でも、部活があると、気分転換になって、頭の中のモヤモヤがスッキリするんです。
逆に、部活ばかりで疲れているときでも、「勉強に集中して頭を使う」と、うまくバランスを取ることができるんですよ。
勉強と部活、両方をうまくこなすことで、ストレスが偏らず、良い感じに発散されていきます。
実際、運動をすると脳内に「エンドルフィン」や「セロトニン」といった“幸せホルモン”が分泌されると言われています。
つまり、部活で体を動かすことで、ストレスに強くなる脳が育つということなんです。
その結果、メンタルも安定しやすく、気持ちが楽になるんですよ！
楽しく運動しながら勉強に良い影響も与えるなんて、最強の組み合わせですね。
自己管理がうまくなる
「今日はこれをやって、明日はあれをやろう」こうして自分で予定を立てて行動する力は、実はとても大切なスキルです。
この“自己管理力”は、大人になってからもずっと必要とされる力なんです。
例えば、テストの2週間前から逆算して「今日は理科、明日は英語」と計画を立てて勉強できるお子さんは、やっぱり効率が違います。
しかも、予定が崩れても「じゃあこう直そう」と柔軟に対応できるようになるのも、この力の魅力です。
部活や学校行事など、忙しい中でやりくりする経験が、自然とその力を育ててくれるんですね。
予定を立てる → 実行する → 振り返って改善する、という流れができてくると、お子さんの中にも「自信」が芽生えてきます。
「やらされる勉強」ではなく、「自分で動く勉強」に変わってくるのは、大きな成長です。
だからこそ、勉強と部活を両立しているお子さんは、知らず知らずのうちにすごく伸びているんですよ。
やる気を維持しやすい
勉強と部活、どちらにも取り組んでいると、どちらかがうまくいかないときでも、もう一方が支えになってくれることがあります。
例えば、部活でいいプレーができた日は「今日はいける！」と前向きな気持ちで勉強に向かえたり、逆にテストで良い点を取れた日は「よし、明日の練習も頑張ろう！」という流れが生まれたり。
モチベーションって、ひとつのことだけに集中していると上下しやすいですが、二本柱があると自然と気持ちのバランスがとれるんです。
そして、両方を頑張っているお子さんは、自分の努力に気づきやすくなり、少しずつ「自信」や「自己肯定感」も育っていきます。
限られた時間の中でやりくりする経験は、お子さんにとって大きな財産になりますよ。
部活と勉強、両方に真剣に向き合っている姿こそが、お子さんを一番輝かせてくれるのかもしれませんね。
両立できない子がやりがちなNG習慣4つ
「部活と勉強、どっちも頑張ってるのに、うまくまわらない…」そんなときは、お子さんの“日々の習慣”にヒントがあるかもしれません。
実は、両立がうまくいかないお子さんには、共通する“つまずきやすいパターン”があるんです。
ちょっとした行動のクセや、無意識のうちにやっていることが、時間や集中力を奪っているケースも少なくありません。
でも裏を返せば、そういったパターンを親御さんが把握しておけば、声かけやサポートの仕方もグッと効果的になるということ。
今回は、ありがちなNG習慣を4つご紹介します。
- スマホを長く使う
- 無理して勉強しすぎる
- 計画を立てていない
- 睡眠時間が短い
「うちの子もこれかも？」と思ったら、ぜひ一緒に見直してみてくださいね。
スマホを長く使う
いちばんよくあるNG習慣、それが「スマホを触りすぎてしまう問題」です。
「ちょっと調べものを…」のつもりが、気づいたらSNS→動画→ゲームとどんどん流れて、あっという間に1時間以上たっていた、なんてことありませんか？
特に寝る前のスマホは、睡眠の質を下げてしまい、次の日の集中力ややる気に影響が出ることも…。
対策としては、
・勉強中はスマホを別の部屋に置く
・アプリに時間制限をつける
・「30分だけ」とタイマーで区切る
など、ちょっとした工夫でもかなり効果があります。
実際に、通知をすべてオフにしただけでも、気が散る回数がグッと減ったという声も。
スマホはとても便利な道具ですが、上手に使わないと「時間泥棒」にもなりかねません。
お子さんが自分をコントロールできるようになるためにも、ご家庭で一緒にルールを話し合ってみるのもおすすめです。
無理して勉強しすぎる
「部活も頑張らなきゃ、でも勉強もしなきゃ…」と、お子さんが寝る間も惜しんで無理をしていませんか？
もちろん頑張ることは素晴らしいのですが、オーバーワークになると、かえって逆効果になることもあります。
体が疲れすぎて頭が働かない、眠くて集中できない…そんな状態では、どれだけ時間をかけても勉強の効果は薄くなってしまいます。
実は、「しっかり休んでリフレッシュすること」も、成績アップにつながる大切な“戦略”なんです。
無理に詰め込むよりも、「今日は疲れてるから30分だけ」「元気な明日は2時間しっかり」と、メリハリをつけるほうが結果的に効率もよく、長続きしやすくなります。
お子さんが無理をしすぎず、自分のペースで両立できるよう、ぜひご家庭でも声をかけてあげてくださいね。
計画を立てていない
お子さんが「今日は何しようかな〜」とその日その日で動いていると、気づいたときには夜になっていて「今日も勉強できなかった…」と落ち込んでしまうこと、ありませんか？
実は、計画を立てないことこそが、時間をムダにしてしまう一番の原因なんです。
でも、何も「1分単位できっちり決めましょう」という話ではありません。
「夕方30分だけ英単語をやる」「夜に今日の復習だけはする」そんなざっくりした予定でも十分効果があります。
私自身も、毎朝「今日やることを3つだけメモする」ようにしていたのですが、それだけで1日の流れがつかめて、気持ちがラクになりました。
達成できたらチェックをつける。それだけで小さな達成感が得られ、自然とやる気にもつながります。
お子さんが毎日をなんとなく過ごしてしまわないように、「簡単な予定を立ててみること」、ぜひご家庭でもサポートしてあげてくださいね。
睡眠時間が短い
「うちの子、最近夜遅くまで勉強してるみたいで…」そんな声をよく耳にしますが、実はこれ、毎日の習慣になるととても危険なんです。
睡眠不足が続くと、集中力や記憶力が落ちるだけでなく、体も疲れが抜けないため、部活でのパフォーマンス低下やケガのリスクも高まります。
「時間が足りないから仕方ない」と思いがちですが、まず見直してほしいのは“ムダな時間”。
例えば、スマホをなんとなく見ている時間や、移動中のスキマ時間などをうまく使うことで、夜の勉強時間を確保する工夫もできるはずです。
6時間以上しっかり寝るだけで、次の日の集中力は驚くほど変わります。
睡眠は“休み”じゃなくて“次の日の準備時間”と考えると、もっと大切にできるかもしれませんね。
中高生の実例から学ぶ！勉強と部活のリアル両立法
「部活と勉強、どちらも頑張るなんてうちの子にできるかな…」と不安に感じることもありますよね。
でも実は、“両立”は特別な才能がないとできないことではありません。
多くの中高生たちが、ちょっとした工夫や習慣づくりで、自分なりのやり方を見つけて取り組んでいます。
うまくいっている子たちは、時間の使い方を工夫したり、環境を整えたりしながら、少しずつコツをつかんでいったんです。
ここでは、そんな先輩たちのリアルな体験談や、実際に効果のあった工夫の方法をご紹介します。
- 先輩の体験談を参考にする
- 先生に相談する
- 家族に協力してもらう
- デジタル教材を活用する
「こんなやり方もあるんだ」と思えるような、小さなヒントが見つかるかもしれません。
お子さんと一緒に、自分に合ったスタイルを探すきっかけにしてみてくださいね。
先輩の体験談を参考にする
実際に「部活と勉強」をうまく両立している先輩の話を聞くと、リアルで具体的なヒントがもらえるんです。
例えば、「朝練がある日は夜にワークを少しだけ進めるようにしてた」とか、「曜日ごとにやる教科を決めてた」など、自分の生活リズムに合わせた工夫が紹介されていることも。
同じような生活環境の先輩の話って、子どもたちにとってすごく現実味があって参考になるんですよね。
「ネットや学校の掲示板、先生の紹介をきっかけに、先輩とつながれた」という例もあります。
最近はSNSでも中高生自身が「どうやって時間をやりくりしてるか」を発信していることがあるので、親御さんも一緒にチェックしてみると、新しい発見があるかもしれません。
“成功している人のやり方を少し真似してみる”というのも、子どもにとって大きな学びのきっかけになりますよ。
先生に相談する
お子さんが「勉強と部活の両立がしんどい…」と感じたとき、先生に相談してみることは、とても大切なステップです。
特に担任の先生や部活の顧問の先生は、日頃の様子をよく見てくれていることが多いので、ちょっとした変化にも気づいてくれやすい存在です。
例えば、「最近ちょっと眠そうだけど大丈夫？」と声をかけてもらえるだけでも、お子さんにとっては大きな安心感につながります。
さらに、勉強の進め方や優先順位などについて、具体的なアドバイスをくれる先生も多くいます。
「この範囲だけはやっておこう」とか、「この問題集を中心に」といった、的確で現実的な提案をしてくれることも。
お子さん自身も、思いきって「ちょっと疲れていて…」と打ち明けることで、先生がより親身になって関わってくれるケースは多いです。
実際に「先生に相談して、効率の良いやり方を教えてもらえた」と感じている生徒もたくさんいます。
ひとりで抱え込まず、信頼できる大人に相談することは、心と学びの安定にとってもとても大切なんです。
家族に協力してもらう
実は、家族のサポートが、お子さんの部活と勉強の両立を成功させる大きな力になります。
例えば、忙しい時期に「帰ったらご飯が準備されている」「洗濯を手伝ってもらえる」といったちょっとした支援だけでも、精神的な余裕が生まれます。
テスト前や部活が忙しい時期には、掃除を後回しにしたり、食事の時間を調整してもらうなど、家族の協力があると、気持ちもラクになります。
お子さんも、「手伝ってもらって申し訳ない」と感じるかもしれませんが、この時期だけは少し頼っても大丈夫です。その分、感謝の気持ちをしっかり伝えることで、家族の絆も強くなります。
デジタル教材を活用する
最近は、アプリや動画、オンライン教材を使って勉強する中高生が増えてきました。
スマホで手軽にできるので、移動中やスキマ時間を有効に活用でき、部活と勉強の両立には非常に役立ちます。
例えば、英単語アプリはゲーム感覚で進められるし、YouTubeの解説動画もとてもわかりやすいです。
デジタル教材は紙の教材よりも短時間でさっと学べるため、疲れている時でも「ちょっとやってみよう」と思いやすくなります。
ただし、スマホには誘惑もあるので、「勉強アプリだけを使う時間」を決めて使うのがポイントです。
お気に入りのアプリをいくつか決めておくと、時間の使い方もスムーズになります。
デジタルツールをうまく取り入れることで、勉強と部活の両立がより楽に、効率よくできるようになりますよ。
お子さんが両立がキツいと感じたときの対処法と選び方
お子さんの様子を見ていると「もう無理かも…」「どちらも中途半端になっている気がする…」そんな気持ちを抱いたことはありませんか？
子どもが一生懸命取り組んでいるからこそ、時には疲れてしまったり、気持ちが折れそうになる瞬間もあると思います。
そんなときに大切なのは、「頑張り続ける」ことよりも、「一度立ち止まって整理する」ことです。
無理して続けて壊れてしまう前に、子どもの気持ちや行動を見直し、アプローチを変えてみることも立派な選択です
焦らずに冷静に、子どものペースを取り戻せるようサポートすることが、長期的に見るとより良い結果に繋がります。
ここでは、「どうしても両立が難しい」と感じたときに使える考え方や、実際にできる対処法を紹介します。
一時的に優先を決める
子どもが何かに集中する時期をうまくサポートするために、バランスを取ることが大切です。
「今は勉強に力を入れる時期だな」「来週は部活に集中しよう」と、時期によって優先事項を変えるのも一つの方法です。
完璧に50:50で両立させようとすると、どちらも中途半端になってしまい、逆に疲れてしまうことがありますよね。
例えば、テスト前は勉強を多めに、試合前は部活に時間を多く使う、というように“波”を作るイメージです。
親としては、「今週は勉強が7割、部活が3割」など、ざっくりとした比率を決めて、気持ちを整理するのも有効だと思います。
こうすることで、「今は勉強に集中してもいいんだ」と、自分を許すことができ、無理なくバランスを取ることができます。
毎日同じペースを守る必要はなく、状況に応じて少しずつ調整しながら続けることがコツかもしれません。
そのために、親として「今、どちらが大事か」を考える時間を持つことが、子どもにとっても大切だと思います。
目標を見直す
子どもが頑張っている姿を見守る中で、時々「なんでこんなに頑張ってるんだろう？」と立ち止まることはとても大切です。
最初は「志望校に合格したい」「最後の大会で結果を出したい」と思っていたはずなのに、日々の忙しさに追われて、その気持ちを忘れがちになりますよね。
そんなときには、初心に戻ることが大事です。目標をもう一度見直してみると、気持ちがリセットされることがあります。
例えば、私はノートの最初のページに「目標」を書いて、つらいときにそのページを見返していました。「あ、これが自分の目標だったんだ」と思い出すことで、不思議とやる気が湧いてきました。
目標が変わるのも全然アリです。今の気持ちに正直になって、心の声に耳を傾けることが大事です。
どんな選択をしても、子どもが納得していればそれが正解です。
どちらかを少しゆるめる
子どもが「部活も勉強も全力！」と頑張るのは理想ですが、現実的にはうまくいかないこともありますよね。
そんなときは、少しだけバランスを調整して、心と体に余裕を持たせてあげることが大切です。
例えば、部活の練習を1日お休みしてもいいし、「今日は勉強の休憩日」と決めて休むことも、立派な調整の一つです。
大事なのは、すべてを完璧にこなそうとしすぎないこと。
少し緩めたからといって、それが「サボり」ではありません。むしろ、次に向けて力をためるための時間です。
私が通っていた高校は部活を休むとレギュラーから外されてしまうこともあり、なかなか休めませんでしたが、体調を崩して初めて「頑張る＝無理をする」ことが必ずしも良い結果を生むわけではないと学びました。
しっかり休むことができる人こそ、次にしっかり頑張れるんです。
だから、子どもが「ちょっと手を抜く」勇気を持つことを、親としても大切にしてあげてください。
新しい方法を考える
子どもがうまくいかないとき、やり方を見直す絶好のタイミングかもしれません。
もし今の方法が合っていないと感じたら、別の方法に変えることは全然アリです！
例えば、夜型から朝型にしてみたり、勉強場所を変えてみるだけで、気分がリセットされることがあります。
勉強方法も、「参考書」から「動画」に変えてみたり、「1時間集中」から「15分×3回」方式にしてみるのもおすすめです。
新しいアプローチを取り入れることで、意外とすんなりまた軌道に乗れることがありますよ。
私も、音楽をかけながら勉強したら、逆に集中できることに気づきました。
ちょっとした視点の変更で、ぐっとラクになることもあります。
だから、思い切って今のやり方をカスタマイズして、子どもが自分に合った方法を見つけられるようサポートしてあげてくださいね。
まとめ
今回は「勉強と部活の両立」のコツや考え方について、紹介してきました。
お子さんにやらせてみたい方法、試してみたいアイデアは見つかりましたか？
大切なのは「完璧」を目指すことじゃなくて、お子さんのペースでコツコツ続けること。
うまくいかない日があっても大丈夫。工夫しながら進んでいけば、必ず力になります。
この記事が、あなたの毎日をちょっぴり前向きにしてくれるヒントになっていたらうれしいです。
