「最近子どもとの会話が減った気がする」
「すぐに自分の部屋に行ってしまう」
「子どもの気持ちがよくわかりません」
なんて、子どもとの距離に悩んではいませんか?
親としては、子どもはいつになっても子ども。離れていくことに心配や寂しさを感じたりしますよね。せめて会話ぐらいは毎日したいものです。
子どもと良い関係や距離感を保つにはどうすればよいのでしょうか。
そこで今回は、空手の先生として多くの親御さんをみてきた私が
- 子供の成長に伴って親子の距離は変わっていくもの
- 良好な親子関係を築くのに『空手』は最適
- いつからでも良い親子関係の形は作れる
などついて、『空手』を通じて親子関係をよくする方法についてお話します。今悩んでいる方や、これからも子どもと良い親子関係を保っていきたい方は、ぜひ参考にしてください。
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子供の成長に伴って親子の距離は変わっていくもの
赤ちゃんの時期から、だいたい小学校中学年までは、子どもにとって親というのは一番大きな存在であり、基本となる人です。
子ども感覚的にわかっています。しかし、学校や習い事の場でたくさんの友達と出会い、たくさんの価値観や習慣を知り始めます。
お互いに影響したりされたりしながら、家庭とは違う世界にも居場所を求めるようになります。その戸惑いや、自我が出てくるのが小学校高学年からでしょう。
具体的にどのようなことが要因で距離が離れていくのでしょうか。
- 子どもにできることが多くなることで、物理的に接触が減る
- 子どもの成長に伴い心は複雑化を増していく
- 親をうっとうしく思う時期は誰もが一度はある
上記の内容を1つ1つ詳しくみていきましょう。
子どもにできることが多くなることで、物理的に接触が減る
子どもが小さいうちは、お着替えやお風呂など、抱っこなど手をかけることが多かったため、触れることも声をかけることも多かったはずです。
しかし、子どもが一人で何でもできるようになってくると、物理的にそばにいなくてもよくなるわけですから、徐々に遠くで見守るようになります。
これは子どもの成長と同時に手が離れるということですから、当たり前であり良いことです。
子どもの成長に伴い心は複雑化を増していく
小さい頃は親が一番の存在で、親の言うことが絶対です。
しかし、いろんな価値観に触れるようになり心が成長していくと「もっとこうしたい!」「これはやりたくない!」「自分のペースでやりたい」など、自分の意志が見つかります。
それと同時に気持ちもとってもデリケートにもなりますから、ちょっとした一言で傷つき、会話を嫌がることも出てきます。
親をうっとうしく思う時期は誰もが一度はある
子どもたちが知る世界が広がれば、当然親の考え方や行動が自分と異なることも出てきます。
それが時にはうっとうしく感じたり反発したりしたくなるものなのです。これもまた、とても正常な反応です。
この時期をお互いに理解したうえで、良好な関係が築けると良いですよね。
難しいことのように思いますが、実は方法はあります。
良好な親子関係を築くのに『空手』は最適!
子どもからでも大人になってからでも始められる空手。
体や心を強くし、礼儀も学べる素晴らしい武道ですが、実は空手には親子の関係を良くする要素もたくさん詰まっています。
ここでは5つの要素を順番に説明していきます。
- 一緒に同じものをする
- 同じ痛みや苦しみを経験する
- 普段はできないふれあい
- お互いを尊重し応援できる
- 親子の壁が取れて相談や話ができる時間が多くなる
1つ1つみていきますね
一緒に同じものをする
これは空手以外にも言えることです。習い事や料理、スポーツなど同じものを一緒にすることでその空間が親子のものになり、コミュニケーションの時間となります。協力心や共感が芽生えます。
特に空手は、型なら同じ動きを一緒にしますし、組手なら相手と向き合いますから、親子の距離がグッと縮まり、相手の気持ちも理解できるようになります。
同じ痛みや苦しみを経験する
子どもと一緒に何かをするということだけでも、充分に絆を育めますが、もっと距離を縮められるのは、踏ん張っている時や辛い時、痛みを分かち合うことです。
これはどうしても経験したことがないことは、子どもに共感してあげたくても共感できない部分も出てきてしまいます。
特に空手の型でも組手でもハードな部分が多く、特に組手では痛みを伴ったり、自分の力がうまく発揮できずに悔しい思いをすることきもあります。
そういった苦しい場面をお互いに共感し、手を取り合うことで親子の良さを再確認できる瞬間もあります。
普段はできないふれあい
空手は、組手の場面ではもちろん、型のフォームを教えるなど稽古をつける時も、相手に触れる機会が多い武道です。
子どもが成長するにつれて、実際の触れ合いが少なくなっている親子も、空手を通じて子どもの成長を肌で感じられます。
空手道場の練習の時は集中して練習しているので、子どもも照れや恥ずかしさを忘れ、自然に親と一緒に練習することもできます。
お互いを尊重し応援できる
空手を通じて触れ合ったり一緒に頑張ったりするうちに、子どもは親子の壁が取れるようになります。また保護者の方は子どもの力の強さや頑張っている姿に成長を感じられると思います。
そうすると『親と子』ではなく、1人の人格としてお互いを見られるようになり、尊重できるようになります。
親子の関係だけではなく、時には仲間として、時には良きライバルとして、お互いを応援できる存在に変わっていき、切磋琢磨できる関係にもなっていきます。
親子は上下関係ではありません。家族の一員として尊重し合えると、素敵な親子関係を築けるようになるでしょう。
親子の壁が取れて相談や話ができる時間が多くなる
子どもの成長につれて、学校以外にも塾や習い事、交友関係などで、子どもが家にいる時間も少なくなると思います。
顔を合わせて話す機会が徐々に少なくなることで、照れや気まずさ、誤解などから、距離が遠くなってしまうこともよくある話です。
普段は顔を合わせることが少なかったり、ゆっくりと会話をする時間もなかったりするご家庭も多いと思いますので、まずは週に1~2回。
1時間でも良いので空手の自主練を通してお子さんと一緒にコミュニケーションをとる時間を作ってみてはどうでしょうか。
一緒に汗を流すことで徐々に気まずさなどもとれていき、違う場面でも頼られたり相談してくれることが増えてくるかもしれません。
空手は、お互いにまた『家族』という存在を再認識できるきっかけづくりになりますよ。
いつからでも良い親子関係の形は作れる
親子の関係は余程のことがない限りは、一度希薄になってもまた戻れます。
また、今までのような形ではなくても、子どもの成長に合った新しい親子関係をつくることもできます。
それにはまず、子どもを信じることです。
そして、子どもの成長を言葉に出して伝えてあげてください。
子どもにとって一番うれしいことは何歳になっても変わらず、『認めてくれること』です。
成長を認める。頑張りを認める。ありのままを認める。
そして、その子の意志を尊重して「○○なら大丈夫!」と言ってあげられることです。
これが一番のベースになると思います。
その後は、子どもが話す機会を意識的に作り、最後までしっかりと話を聞いてあげることです。
人の話を最後までうなずいて聞くというのは、じつは簡単なようで、身近な人であればある程難しいのです。
しかし、聞いてもらった相手は安心し、その人を信頼するものです。ぜひ、コミュニケーションの基本としても、子どもの話を意識的に聞いてみてください。
まとめ
今回は空手を通して親子関係を深めていく5つの方法をお話しましたがいかがだったでしょうか?
子どもが成長するたびに新たな悩みがたくさん出てきますよね。
特に小学校に入ってからは、子ども自身の葛藤も多くなっていきます。
子どもを見守るべきか、手を差しのべるべきか、迷ってしまう場面もたくさんあるかと思います。
そのような親の方の姿も、子どもたちはちゃんとわかって見ています。
子どもの成長により、親子の関係も少しずつ変わっていきますが、それを恐れずに親子で過ごせるタイミングを楽しんでください。
子育てはあなたが思っている以上に一瞬ですぎていってしまいます。今できることは後悔しないようにするためにも、子どもたちを見守ってあげてください。一緒に子育て頑張っていきましょうね!!