こんにちは
空手ブロガーのめぐみ(@karateOlympic)です
この間、岩手で空手をしているK君とういう男の子からこんな相談を受けました。
「突きを早くする方法はないんですか?」
「あれば練習方法やメニューを教えて欲しいです」と。
これは、空手の型・組手を上達させる為に大切な要素の一つです。
まずなんで突きが遅いのかを考えてみて下さい。
例えば、力んでしまい相手にばれてしまいます。
突きにキレがないんですよね・・・
変な癖がついてます・・・
などがあげられるかと思いますが、あたはどうですか?
一度、思い出してみましょう。
実は上の悩みは、全て型の練習をすれば解決できるのです!
「え?なんで型が組手に繋がるの?」と思いましたよね?
でも、思い出してみて下さいよ。
道場の先生はよくこんなことを言いませんか?
「型が出来るやつは、組手の練習をしなくても勝てる」
「型をすれば組手は強くなる」と。
私の道場の先生はこれが口癖でした。
なぜなら、型の技にはキレがあります。
このキレさえマスターできれば型の突きや、組手の突きが勝手に早くなると言っても過言ではありません。
なのでキレがしっかりと出ていれば、試合のレベルが変わります。
そこで今回は「空手にキレを出す方法」についてい3つのコツと練習方法を紹介します。
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空手で言われる「キレ」ってなに?
素朴な疑問なんですが、「空手におけるキレ」ってなんだと思いますか?
空手の型で勝つためには、キレが命といっても過言ではありません。
では、空手のキレとはなんなのか考えてみて下さい。
分かっているようで、言葉にすると難しい質問ですね。
道場の生徒に聞いても迷う子どもばかりです。
あなたはどう考えますか??
まずは、どんな時に「あの選手のキレは凄いな」
「あの選手のようなキレが欲しい」と思いますか?
実はこのキレという言葉には、正解はありません。
空手界で通用する業界用語みたいな感じです。
しかし、私が思うにキレには2種類あると思うんですよね。
私が考えるキレは大きく分けて、「技のキレ」と「身体のキレ」だと思います。
この2つを身に着けることができれば、型と組手はキレのあるものに変わるのではないかと思っています。
※あくまでも個人的な感想なので多種多様な意見はあります。
なので、参考程度にお願いします。
技のキレはスピードと正確さに限る!
まず、技のキレです。
空手は型にしても組手にしても基本は攻撃技なので、突きと蹴りは命ですよね?
突きは上半身の腕、手、指を指します。
これらが一挙動で動けば自分が狙っている目的のところへ、最短距離で素早く到達させることができます。
その時に必要になってくるのが、身体にブレを作らない。
肩に力をいれすぎない。
狙った目的が最短ルートを通って無駄がない。
拳先が相手をしっかりと捉えているか。
どの技で正確に技を決めるのか。
かが、カギを握っています。
例えば、正拳突きをしたいのに、一度手を引いて突きを出してしまう。
この場合は、二拳動になってしまい、相手にもばれてしまいますよね?
つまり、突きの場合は、引き手の位置からいかに真っ直ぐに突きを出せるのか。
スピードと正確な位置がキレとなって現れるのです。
ここで注意したいのは、クセを作らないことです。
突きは、真っすぐ出して、真っすぐ引く。
これは正拳突きの基本的な動作となるので覚えておいてください。
上級者の型の選手で良く見受けられるのが、練習は充分こなしているのに、思わぬクセが生まれ、そのクセを見逃している。
なんていう選手が非常に多いので、思わぬクセを生まないでいように常に鏡を見ながら練習をするなどと言った練習方法を取り入れてみて下さい。
身体のキレを出すには素早い方向転換が必要に?!
次に、身体のキレについてお話をします。
身体のキレを一言で言えば「方向転換」と言えます。
方向転換とは、四方八方にいる敵を想定して型を打たないといけません。
前の敵に対して技を仕掛けたり、次は左から攻めてくる相手に対して技を仕掛けたり、蹴りを出してみたり、
とにかく型は四方八方から相手が攻めてくると思ってどこでも対応できる力が必要となってきます。
となると、ここで忘れてはいけない演武線に基づき、演武線を崩さずに方向転換をしなければなりません。
その時に足運び(運足)、下半身がしっかりしていないとふらついたり、演武線が乱れスタート位置に戻れなくなったりしてしまい、キレが出ないどころか、大きな減点にもなってしまうかも知れません。
下半身をしっかりさせる練習方法としては、前屈立ちの切り返し、後屈立ちの切り返しをまず毎日練習をすることです。
この練習方法は家でも出来るのでお勧めです。
ここで一つ注意なんですが、立ち方を間違えては意味がありません。
後ろ足はしっかりと地面につけて、かかとを浮かせないようにして下さい。
このかかとを浮かしてしまうとふらつきの元にもなりますし、減点対象にもなります。
なので、自分一人ではわからない場合は、先生や先輩、もしくは親に確認をしてもらえるようにして下さい。
身体のキレは、移動がなければ生まれることはないので、下半身の強化が大切です。
もちろん身体のキレのほかに腰のキレもありますが、今回は腰のキレは省きます。
キレのある型を演武したいと思う人は、まずは基本練習で突き、蹴りといった技を磨くのが一番習得率も上がります。
そして、空手の命でもある下半身の強化を今日から行い、運足のスピードアップ、立ち方を強くしていけば1か月後のあなたの空手試合に変化が生まれると言っても過言ではありません。
強弱を使いこなそう
キレを出すためにまず始めにして欲しいことがあります。
それは、一つに対して動きの強弱をしっかりと使い分けることです。
動きの強弱とは一つ一つの技には意味があるので、その動きをハッキリと審判に見せるために、素早く動くところは素早く動き、動きを止めるところはしっかりと止めるということです。
ではどういうことなのか動画で確認をしてみましょう。
いかがでしたか?
この宇佐美選手のように、相手がいないのにまるで相手がいるかのように見えてしまう動作。
これが強弱がしっかりとした型のお手本となります。
こうすることにより一つ一つの技にキレが出るとともに、動きにもメリハリが出て綺麗な動きに見えますよね?
空手の型は相手を想定した動きですので、今ただなんとなく型を練習している人は、
実際に相手がいて、その相手の動きに合わせるように動くつもりで技を出すと今以上にメリハリが出てきます。
今日からできるスピードトレーニング
以上3つのコツを紹介しましたがいかがでしたか?
前触れがかなり長くなりましたがここからは、突きのスピードと蹴りのスピードの出し方を紹介しますので、最後まで読まないとあなたは一生スピードに悩まされることになるでしょう。
そして今すぐに実行しないとあなたの突きのスピードは、ジェットコースター級のスピードを手に入れることはできません。
しかし、あなたがこの方法を最後まで読むと、もう相手にバレずに、肩にも力が入らず、脱力感を持って、荒賀選手みたいなジェットコースター級の突きや蹴りを取り入れることが出来るようになるのです。
では今すぐに確認していきましょう。
突きを早くするためのチューブトレーニングがお勧めです。
あまりきついチューブを選んしまうと、チューブを引くことだけに集中してしまい、突きを出すことを忘れてしまうので自分に合ったチューブを選んでください。
チューブトレーニングのやり方
①まずチューブを柱に括り付けて手に持ちます。
②それから普通に正拳突きをします。
※この時の構え方は、前屈立でも平行立ちでも構いません。
蹴りの練習をする場合も同じです。
①足にチューブを巻き付けて前屈立ち(平行立ち)で蹴りをします。
以上上の画像を参考にしてみて下さい。
そうはいっても簡単にチューブなどない方は今すぐに下のチューブを買ってみて下さい。
西村選手も愛用しています。
まとめ
今回は、型が上手くなる3つのコツと組手の突きを一緒に早くできる練習方法を紹介しました。
では、チューブがない人は今すぐ購入をし、高速突きを手に入れてみて下さい。
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