こんにちは
空手ブロガーのめぐみ(@karateOlympic)です
私の道場の中にいますが、空手の昇級審査や昇段審査の前だけ、集中をして型の練習をする生徒がいますがこれって本当に審査に受かるのでしょうか?
型は長いもので3分~5分程度かかる型もありますが、順番を覚えられない、難しい動作が多い、左右どっちに動けばいいかわからない、だから覚えられないという生徒がいますが、本当にそうでしょうか?
空手の型(形)は、実は基本動作の集まりから成り立っているのです。
思い出してみて下さい。
型を始めるときは必ず構えをしますよね?
それから、受けなり突きが始まり、だんだんと突きや蹴りのコンビネーションが増えていく。
これって普段から基本的な動きをきちんと練習していれば、なにひとつ難しい動きではないはずです。
そのために、基礎型を一番初めに覚えてそこから、応用的な型を覚えるのです。
生徒の中には、「かっこいい型を打ちたい」からと言っていきなり難易度の高い型を覚えようとする生徒もいますが、いきなり難易度の高い型を覚えようとしても、基礎が出来ていないのに応用はできませんよね?
例えば、足し算、引き算ができないのにいきなり掛け算、割り算を勉強するのと同じことが言えます。
この足し算、引き算ができて初めて掛け算、割り算が出来るようになります。
なので、空手にも同じことが言えます。
まずは、「かっこいい型」に憧れるのは分かります。
私も幼いころは、長くて応用的な技のある型を見よう見真似で型を覚えていましたが
やはり基本が出来ていないのに、いきなり真似をするのは難しかったし、左右どちらに動けばよいのか分からなくなるし、変な癖までついた思い出があります。
上手い選手の真似をするのはとても良い事なのですが、でも、まずは基礎的な技をしっかりマスターすることの方が手っ取り早く型に応用ができると思います。
では、空手初心者が間違った型の練習をしないで良い方法を見て行きましょう。
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基礎型の順番を覚える
型を練習するうえで必ず正しい順番で型を覚えないと試合で失格になるし、話になりません。
基本中の基本ですが、まずはしっかりと正しい型の順番を覚えて下さい。
初心者の方が一番最初につまずくことは、演武線ではないでしょうか。
演武線とは、一定の角度(90°,180°,225°,270°,)で方向転換がなされます。
演武線と関連して、技は左右同じように用いられます。
即ち、技の左右対称性が認めらるわけなのです。
また、型は「攻め技」と「受け技」とが交互に行われるようにできています。
しかも、上肢と下肢が両方使用されます。
動画を見て見ると分かるんですが、右回りなのか左回りなのか、どっちを向いているのかなど、途中で分からなくなる型もあります。
型の覚え方は人によってさまざまですが、私は号令をかけながら数の多い型(形)などは区切って覚えていました。
もちろん型を始める方向が変わっても対応できる力は必要になるので、私は、四方八方からどこでも向きを変えて型が打てるように練習をしていました。
試合で必ずしも、練習した方向と違う方向で型を打たないといけないので、同じ向きだけ練習するのではなく、いろんな方向で型の練習をしてみて下さい。
初めて型を練習するときは、先生や先輩が教えてくれますので、とにかく初めは見よう見真似でも大丈夫なので、できるところを反復練習していきましょう。
足運びがわからない場合は、足運びだけ徹底的に練習したこともあります。
それほど、型において足運びは重要となってきます。
空手の立ち方
型(形)によってはたくさんの種類の立ち方や同じ立ち方を延々と続けたりする型もあります。
なので、下半身が弱いとブレたり、スピード重視の型(形)を演武しようとしても下半身が弱いと、立ち方がおろそかになったりしてしまいふらついてしまうなんてこともよくあります。
これは型にとって減点対象となるので下半身強化も視野に入れておく必要があります。
立ち方の正確さで型(形)の判定に大きく影響がでると言っても過言ではないので、正しく立つことは型(形)で上位にあがるために必要な項目となってきます。
型のたち方はたくさんあるので、型のたち方をまめて後日紹介します。
運足とは?
空手では技から次の技・構えに移行する時の足の動きを「運足」と言います。
先ほども説明しましたが、空手の型(形)で重要なのは、ふらつかない下半身です。
このためには足腰の強さが求められるので、日ごろから下半身強化をするためにトレーニングをする必要があります。
下半身強化をするためには、やはり日頃の基礎練習を疎かにはしてはいけません。
試合や審査などで重視されるのは、型(形)の正確な理解度です。
この正確さとは、先ほどの立ち方や運足の仕方も試合や審査の基準となってきます。
立ち方や運足の仕方をマスターするには、普段の移動稽古が欠かせません。
基本だからといって手を抜いて練習をする生徒もいますが、すべては上達への近道なのだと思って退屈な基礎練習とは思いますが、試合で勝ちたいのであれば、基本を疎かにせず、辛抱強く練習をしましょう。
これこそ、空手が求めている「忍耐力」にも繋がります。
手技ってなに?
型(形)には受け技、突き技、基本的な技で構成されていることが多いです。
難易度が上がってくると基本にはない技も存在しますが、まずは基本的に、基本技が含まれていることを覚えておいてください。
しかし、この技にもしっかりと一つ一つに意味が込められています。
なので決して自己流にアレンジをするのではなく、基本の動きを守って練習をするようにしてください。
もし、型(形)に独特な動きが加わった場合には、なんでそんな動き方をするのかをしっかり理解してうえで型を打つようにしてください。
この間、生徒に質問をして「型の意味」をいちから説明させたのですがやはり上手く型を打てる子でも「型の意味」を聞かれると、答えられない子もいたので幼いころから「型の意味」を理解することによって、後輩にちゃんと指導ができる
子どもに成長させていかないといけないなぁと改めて実感させられました。
一度変なクセがついてしまうと、型を修正するのはなかなか難しいところがあります。
なのでまだ、修正ができる段階で早めにクセを直していきましょう。
案外知らない演武線
空手の型(形)をする上で一番難しいと感じてしまうのが「演武線」を守ることではないでしょうか?
演武線は実際に線が引かれているわけではないので、イメージするのが非常に難しいです。
なので、型の順番を覚えるときにきちんと「演武線」を体に叩き込む必要があります。
演武線が少しでもずれてしまうと、型を始めた位置に戻ることができないので、試合では減点になります。
また、縦横の演武線の場合はすんなり行くこともありますが、斜めになると角度が微妙に違ったりするだけで、試合などでは減点の対象となってしまいます。
良く試合で見たりはしませんか?
型を始めた位置に戻れずにずれている選手を。
始めの位置に戻れない選手はどこかで演武線がずれているので、自分の試合を振り返ってみると良いですよ!
気合いの出し方って自由なの??
初心者の方が一番初めに驚く「気合い」
この気合いって適当に出しているの?って思いませんか?
実は「気合い」にもちゃんとした意味があり決まった場所で「気合い」を出しているのです。
むやみやたらにただ「気合い」を出しているわけではありません。
相手を想定したうえで型を打つので、相手に打破は与えた時に気合いを出します。
気合いも型(形)の一つであると考え、一人で練習するときなどは息を強めに吐くなどの癖付けをして日頃から大きな気合いが出せるように練習をしておきましょう。
この気合いは、意識をしていないと、たまに試合で気合いを出し忘れてしまうなんてこともあるので、気合いを出し忘れないで言いように練習の時から大きな声を出せるようにしましょう。
まとめ
意外と地味な練習方法だと思いますが、地味な練習を繰り返すことで空手の型(形)は上達します。
だって、型は一度覚えてしまえば後は試合で使うレパートリーを自分で決めて試合で型の演武するだけなのです。
時々上手な人の動画などを見てイメージをしながら練習をするのもいいかと思います。
いわゆる、イメトレです!
強くて上手い選手は必ずこのイメトレを取り入れているので、あなたがこれから試合で勝ちたいのであれば今日からイメトレをしてみてはどうでしょうか?
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