この空手を習うことは大変で難しいですよね・・・
流派は多いし、どの指導者に学べばいいのか・・・
あなたを悩まさせる種がたくさん待っています。
お子さんに空手を習わせたいと思っている、親御さんはなぜ子どもに空手を習わせたいのですか?
または、あなたはなぜ空手を始めようと思ったのですか?
例えば、
「最近CMで空手をみるし、かっこいいから始めたい」
「強くなりたい」
「オリンピックに出てみたい」
「ケンカ(身を守るためでなく)を強くさせたい」
など理由は様々だと思います。
子供への期待、強くなって欲しいという思い
我が子を愛さない親はいませんが、その思いが、子供そして指導者に正しく伝われば、それで大半は成功すると思います。
お子さんや指導者と良く話し合っていただければ空手に対する思いが一致すると思います。
だって、親の感情だけで子どもに無理やり空手をさせても、本人は楽しくないし続かないですよね。
途中で絶対に「辞めたい」というのは目に見えています。
なのでまずは、本人の意思を確認して下さい。
未来のことは分かりませんが、最低5年は続ける覚悟があるのか、これを確かめるだけでも十分やる気の度合いが変わってきます。
空手界は同じ「空手」「カラテ」と名乗っていっても流派も4つもあるので「空手」を一括りにするのは難しいです。
練習の仕方も道場によって違いますし、同じ流派でも指導者でかなり変わってきます。
良い指導者に巡り合うのには運もありますが、私が重視しているのは相性です。
この相性が悪いと素質のある子どもでも、その才能を引き出すことができな指導者もいます。
あなたの条件にあう道場を選ぶことができれば、全国大会出場も夢ではありません。
子供に空手を習わせるメリットデメリットとは?
子供に空手を習わせるメリットは、精神的にも肉体的にも鍛えられて強くなり、今の時代の子どもに足りていない忍耐力が養えることです。
空手では礼儀ができていないと先生から怒られてしまうので、あいさつなどの礼儀もしっかりと学ぶことができます。
また、上下関係や相手の気持ちを読み解く力もつきます。
そして空手では級や段をとることができるので、周りの同級生や先輩と競い合うので闘争心もきたえられます。
空手を習わせるデメリットは、やはり怪我はつきものなので怪我はデメリットです。
道場のタイプを見極めるためには?
道場では、さまざまなタイプがあり、全国大会に出るのは当たり前という、いわゆるスパルタ道場。
すなわち、優秀な子が集まり、毎日試合に向けて練習があるという道場もあります。
運動神経抜群で、スポーツが得意、本人も試合に出たいという子どもにとっては,メリットではないでしょうか。
こういう道場に入るとオリンピック選手に選ばれるチャンスは近づきます。
一方、どちらかというと運動が苦手で競い合うのが苦手なタイプの子どもは、毎日練習する道場に入っても周りのレベルが高すぎるのでついていけなくなり劣等感に浸り辞めてしまう子どもも中にはいます。
運動が苦手で競い合うのが苦手なタイプの子どもでもし、空手を習わせたい場合は週一で道場の練習をしているところもあるので、そういった緩い道場に通われることをお勧めします。
やはり本人が一番頑張れる環境に身をおかないと、メリットどころかデメリットになってしまいます。
しかし、中には基礎をしっかり習得させながら自由に子どものやりたいことをさせ、子どもに考えさせながら練習をさせる道場もあります。
こういった道場には、才能関係なしに人が集まるので案外、面白いかもしれません。
また空手で一番大切になってくる、身体を動かす行動体力の向上と、身体を病気やストレスから守る、防衛体力の発育を考えて練習メニューを組んでいる道場もあります。
私の通っていた道場はまるで、よく田舎にいる悪ガキが集まるような道場で、動物園のようにやりたい放題でしたが、そんな道場でも毎年全国大会に何人も出ていますし、中には国体選手も出ています。
やはり一番は、本人がその道場にいかにとけこみ、空手を楽しめるかが重要になってくるのではないかと思います。
よく調べてお子さんに合う道場を選んだら良いと思います。
一般的に月謝はいくらかかるの??
子供の空手の月謝はだいたい月に2000~5000円が平均的です。
中には、入会費や登録費などに数千円くらいかかる道場もあります。
一般的に学校の体育館や公民館などを貸切っているので、月謝もわりと安く設定されているところが多く、先生が自分の道場をかまえているところは、月謝が高いイメージがあります。
稽古って週に何回あるの??
確かに稽古数は大事になってきます。
これも、道場によって違いますが、稽古は基本的に、週に2日くらいが多いような気がします。
道場によっては、週に3日しか開いていなかったりするところもあるので、できれば週にたくさん練習できる所のほうが柔軟に対応できます。
入門を決める前にあいている曜日、稽古の時間もしっかりとチェックして下さい。
私が通っていた道場は、最初は週3日だったんですが、生徒のやる気がありすぎて週5日で練習をしていました。
先生も毎日仕事終わりに顔を出して下さっていたので、今では、先生に感謝をしています。
今思えばいつでも練習ができる環境があったからこそ、強くなれたんだなと思います。
空手は何歳から始められるのか?
空手道場によっては幼稚園から入門できるところもあります。
でも、幼稚園生のうちは基本的な型、遊びで組手をさせる先生が多いです。
長時間の正座も難しいかもしれませんので、本格的な稽古というより遊び感覚になってしまいます。
空手を始める年齢は関係はありませんが、できるだけ早く習わせた方が伸びしろは大きいかと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
これから空手を始める方には、慎重になって道場を選んで欲しいと思います。
またこれだけは覚えていて欲しいことがあります。
親も一緒に道場を作り、空手を作ることを!!
空手を構成するのは、指導する先生と習う生徒というだけでなく、習わせている親御さん、保護者のみなさん、会場を管理してくれる体育館職員、掃除をしてくれている業者のかた、武道具屋さん。
こういった方たちの協力で空手ができることを理解し、仲間と一緒に悩み共に強くなる「空手」を目指して欲しいと思います。
中には月謝を払っているのに、子どもがなかなか勝てずに生活もぎりぎりで、イライラしてしまい子どもに当たる親御さんも稀にいますが、そんなことをしていたら子どもは頑張っていても伸びません。
なので子どもが悩んでいる時は一番の相談者となり、子どもを温かく見守って欲しいと思います。
でも、親は空手の知識はないし周りに相談できる人がいない場合は私に相談をして下さっても構いません。
気軽にコメントをして下されば対処はいたします。